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高里 ひろ

 本が好き。本を読ませておけばおとなしい、手のかからない子だったそうです。好き嫌いなくなんでも読み、小学生のときのお気に入りは『ナルニア国物語』や『モンテクリスト伯』、中学生になると一転して乙女っぽくコバルト文庫、さらに家にあった時代小説と推理小説も。やはり本好きの子と仲良くなって、すきな本を回し読みしたり、本の話で盛りあがったりしていました。高校生のときにペーパーバックでアメリカのエンタメ小説を読み、海外にもこんなにおもしろい本があるんだ!と驚きました。このときの思いが翻訳という仕事につながったのかもしれません。仕事で本を読むことが増えたいまでも、おもしろい本に出会ったときのよろこびは子どものころとおなじです――そしてそれをだれかに伝えたいという気持ちも。

 ここでも、遠くに旅してきたような気持ちにさせてくれる、そんなすてきな作品をお届けできたらと思います。

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